オーガニックコットンとは

農薬や化学肥料を3年以上使用せずに、栽培された綿のことです。 

一般的な綿は、製品になるまでにたくさんの化学薬品が使用されています。

種は防虫剤で保存され、土壌には地下水の汚染、土壌微生物の消滅の原因となる大量の科学肥料が使用され、雑草の管理で除草剤、虫を駆除するための殺虫剤、そして収穫前には落葉剤を散布します。

綿の畑は世界の耕作地のわずか2.5% でしかないのに、世界の殺虫剤の約16%、農薬全体の7%が使われています。
アメリカ環境保護局は、アメリカの綿花栽培に使われている農薬の中で10種類の農薬については発がん性の疑いがあることを認めています。

衣類として店頭に並ぶ時には農薬は薄れているため、オーガニックでないコットン製品を着用しても人体にあまり害は及ばないとはいわれていますが、やはりお肌の敏感な赤ちゃんやアレルギー体質の方はできるだけオーガニックコットンを選んだ方が良いでしょう。

また、こういった大量の薬剤、化学肥料による環境のダメージもさる事ながら、農薬や殺虫剤を扱う農家の方の健康被害も懸念されますし、農地に散布された有害物質が土壌や水資源を通して私たちや子孫にどのような影響を及ぼすかは計り知れません。
   
 

枯れ葉剤を使用していないコットン畑

 

枯れ葉剤を使用しているコットン畑


 
それに対して、オーガニックコットンは畑に化学肥料を散布する代わりに、牛糞にトウモロコシや綿花の小枝やガクなどを混ぜ合わせ発酵させた有機肥料を使用し、除草剤で雑草を枯らす代わりに耕運機で土を掘り起こし雑草を土に埋め、 機械の届かない部分はすべて人手で除草します。

また、害虫対策には殺虫剤を散布する代わりに、畑の周りにトウモロコシなどの雑穀を植えて害虫の敵であるテントウ虫を増やし害虫を駆除する方法をとります。

そして収穫する時もオーガニックコットンは落葉剤を散布して綿を収穫しやすくすようなことはせずに、給水を断ち、霜によって自然に葉が落ちるのをじっくり待ってから収穫します。

発がん性物質、アレルギーの元となる薬品は全て使用禁止。染料も厳しく制限しています。

遺伝子組み換えの種は使わず、3年以上科学薬剤や科学肥料を使わない畑で栽培され製品になるまで全ての工程でできるだけ化学薬品を使わずに作られたものがオーガニックコットンと呼ばれます。

そんなオーガニックコットンの生産量は綿の全体産量の1%未満でしかありません。

そしてオーガニックコットンでは農民のことも考えています。
通常の綿花栽培では、発展途上国による農業は限りなく農民の生活が犠牲になっていることもあげられ、遺伝子組み換えの種の使用、農薬の使用、それらが栽培を始める前に農民の借金でまかなわなければならない現状と、子供たちが学校にも行けないで労働者として農業に駆り出されている、それで成り立っている綿の栽培の現状は発展途上国による人権問題にもなっています。
オーガニックコットンでは公平な価格で買い取ること、買取の保証をすること、子ども達が学校に行ける時間を作ることなど、フェアトレードにより農民たちの暮らしの向上にも努めています。
 




オーガニック認証について  

- 当店がGOTSやIVNの特定のオーガニック認証にこだわる理由 -

実は、「オーガニック」と表記されている繊維製品では、原料となる繊維がオーガニックであっても、その後の製造加工段階で有害物質を使用している可能性があるかもしれないということ、オーガニックコットンを化学染料で染めているという矛盾があることをご存知でしょうか。


そしてオーガニックコットンと表記されていても実際のオーガニックの原綿はわずかしか入っておらず残りは普通の混合綿の場合もあります。

オーガニックコットンの含有率や製造加工については、国際的な基準でも認証団体によって規定が異なっています。
例えば、国際的な認証規格のOrganic Content Standard (OCS) / 旧OCはオーガニック繊維以外の普通綿の混合も可能で、5%でもオーガニックコットンが入っていれば「オーガニック」と表示でき(OCS Blendedの場合)、製造加工段階でどれだけ化学薬品が使われていてもその規制はありません。

これではどこまでをオーガニックと信じていいのかわからなくなりますよね。

そこで、生産工程を含めて、繊維製品の環境や人体への影響を厳しく調査・管理しているオーガニック・テキスタイル世界認証基準、GOTS/Global Organic Textile Standard
(ドイツIVN、イギリスSoil Association、アメリカOTA、日本JOCAの4つのメンバーによって定められている)があります。

                   


この代表的な国際基準策定機関は、原料の収穫から環境に優しく社会的に責任のある製造を経て、消費者に信頼できる保証を与えるラベリングに到るまで、「繊維製品が正しくオーガニックである」という状況を確保する世界的なルールを定めるためにある認証です。

すべての認証において、生産工程で使用する物質や排水管理、容器包装の素材、労務基準など、さまざまな禁止・制約事項が細かく規定されています。
それらの基準をすべて満たした製品のみが、認証を得てGOTSやIVNの認証マークを使用できます。

例えば、GOTSのラベルで「Organic」と表示されている製品は、95%〜100%がオーガニックの原綿を含有しており、普通綿との混合も認めていません。
そして製造加工段階でのケミカルの使用について禁止と制限の規定があるので、製造過程でも有害物質が使われることがなく安心です。

 
<GOTS 規定の一例>
・毒性のある重金属・ホルムアルデヒド・芳香族溶剤・遺伝子組換え技術を使用した生物や酵素などは使用禁止。
・漂白は酸素系のみ、塩素系の漂白は禁止。
・発がん性のあるアゾ染料は禁止。
・芳香族有機溶剤を使う抜染、フタレートやPVCを使うプラスティゾールプリントは禁止。
・アクセサリー・付属物は天然素材や環境に負荷のない素材、リサイクルされた素材など。毒性のあるもの、絶滅危惧種由来のものは使用禁止。
・パッケージにはPVCを含まないこと。
・原料、中間製品、最終製品、付属物の残留物の限界値をクリアしている。

このように繊維製品でのオーガニック認証は
商品を選ぶ上で大事な条件になります。



オーガニックコットンおむつについて

当店の布おむつは全て高品質のオーガニック認証コットンのみの取り扱いですので、安心してお選びいただけます。

オーガニックコットンのおむつのケアは最初のお洗濯を除けば普通の布おむつと特に変わりありません。
自然の綿には油分が含まれており、通常は化学薬品を使って脱脂処理しています。
しかしオーガニックコットンは、その化学処理を行っていないため、生地に自然な油分が残っています。
そのため、購入された状態でご使用になると水分をあまり吸収しません。

ご使用前に3〜4回お洗濯をしてください
 
オーガニックコットンだからと言って特別なお洗濯は必要ありませんが、
製品になるまで、極力手を加えていないオーガニックコットンですので
洗濯の際にも、天然成分を主とした化学物質を含まない洗剤をおすすめします。
柔軟剤や漂白剤はオーガニックコットンの生地を痛めたり、吸収力を悪くしますのでご使用をお控えください。


太陽の恵みをたくさん受けて、農家の方々から大事にのびのび育てられたオーガニックコットンで布おむつ生活をスタートしてみませんか。